リハビリテーション
Rehabilitationという言葉は、
Re(再び)+ Habilitate(能力を持たせる)という語源があり、その言葉通り「再び能力を持たせる」ことを目的としています。
患者様が再び自らの意思で動作を行えるよう、
身体的・社会的回復をサポートしていきます。
現在リハビリテーション医学は、予防医学、治療医学に次ぐ第3の医学としての地位を得ています。
リハビリテーションは機械などを用いた物理療法と、理学療法士が徒手的に施術する運動療法の2つに分けられます。
物理療法ではリラグゼーションや疼痛などの緩和が主な目的となります。
◇頸椎牽引装置
◇腰椎牽引装置
◇低周波
◇ウォーターマッサージベッド
◇ホットパック
◇パラフィン浴
◇バイオマグトロン
◇マイクロサーミー
◇SSP治療器
◇超音波治療器
◇干渉波
◇ホットスパイク
理学療法士が行う運動療法は、
スポーツを行っている少年少女から、
ご年配の方まで多くの方を対象としています。
整形外科領域における疾患(病気やケガ)からの
回復に、もっとも大きな影響を与えるものは、
「筋骨格系」です。
「筋骨格系」とは骨・関節・筋肉などを指し、
人間の身体の60%以上を構成しています。
病気やケガが起きると関節の正常な動きが失われ、
その関節に作用する筋肉にも弊害を起こし、
ひいては身体の広い範囲の関節や組織の
正常な動きが制限されます。
つまり局所の疼痛や違和感は疾患部位だけで起きているのではなく、身体全体(筋骨格系)の様々なところで小さな異常や制限、ゆがみが起きて発生していることが多いのです。
運動療法では病気やケガの疼痛部位のもをとらえるのではなく、身体全体の評価を行い、身体のゆがみやアンバランスの矯正、疼痛除去、関節可動域・筋力の改善などを目的に一人一人に適する リハビリテーションを提供します。
理学療法士による運動療法は完全予約制です。また一部適応にならない疾患もあります。